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【実践!SBI証券でのクロス取引】(1)売り注文(一般信用取引)を出す

ここでは、SBI証券を使ってクロス取引をする手順を紹介していきます。

クロス取引とは、主に「つなぎ売りを利用して株主優待を取得する方法」を指しています。詳しくは、「クロス取引のやり方・注意点」というページでご確認ください。クロス取引は下記の流れで進めていきます。

  1. 売り注文(一般信用取引)を出す
  2. 買い注文(現物取引)を出す
  3. 決済(現渡し)をする

ちなみに当サイトでは、リスクの低い一般信用取引を利用してクロス取引を進めていきます。まずは、「①売り注文(一般信用取引)を出す」という流れを確認していきましょう。

執行条件に注意

2021年7月17日から、SBI証券でクロス取引をする場合は、信用取引と現物取引のどちらかで「寄成」、「寄指」、「引成」、「引指」を指定する必要があります。信用取引と現物取引の両方を「成行」にすると注文が成立しませんので、ご注意下さい。

売り注文(一般信用取引)の流れ

  1. SBI証券のログイン後の画面です。トップページ左側にある「株主優待」をクリックします。

  2. 株主優待検索画面が出てきました。ページをスクロールすると、左側に「つなぎ売り」という項目があるので、その中の「一般売り」ボタンをクリックしてください。

  3. 一般信用取引のできる銘柄が絞りこまれました。今回はヤマダ電機(現:ヤマダホールディングス)を注文します。銘柄名をクリックして詳細ページヘ進みます。

  4. 個別ページに移動しました。画面の右にある「信用売」リンクをクリックします。

  5. ここからは注文内容の入力です。
    まず「①株数」、「②成行」、「③一般」と入力(選択)し、間違いがなければ「④取引パスワード」を入力後、「⑤注文確認画面へ」というボタンをクリックしてください。

    ※「信用取引の売り注文・現物取引の買い注文」は同じ株価でおこなう必要があるので、注文は市場が閉まっている取引時間外におこないましょう。

  6. 注文確認画面に進みます。注文内容を確認して「注文発注」をクリックします。

  7. これで注文完了です。続いて現物株の買い注文をおこないましょう!

返済期限に注意

SBI証券の一般信用売りは、返済までの期間が「無期限」、もしくは「15日間」となっています。返済期限15日間の銘柄を取引する場合は、権利落ち日前に返済期限が来ないように売買日を調整する必要があります。

「売り注文」お疲れさまでした!

これで、クロス取引の第一段階である信用売りができました。普通に株を買う感覚で進めていけばいいので、そこまでむずかしくなかったのではないでしょうか。

先ほどもお伝えしましたが、クロス取引は「信用取引の売り注文」と「現物取引の買い注文」を同じ株価でする必要があるので、注文は市場が閉まっている取引時間外におこなってくださいね。

次は「SBI証券での現物買い」について説明していきます。

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