新NISAにおすすめの証券会社
このページでは新NISAにおすすめの証券会社をさがしていきます。結論からお伝えすると、SBI証券、楽天証券、松井証券のどれかから選んでおくと間違いはないでしょう。
そのほか、重視したい項目によってはマネックス証券やauカブコム証券も視野に入ってきます。
NISA口座は1人1口座の原則があるので、一度開いてしまうと変更に時間がかかってしまいます。 この記事を参考に口座を最初にきっちりと決めてしまいましょう。
新NISAに適したネット証券会社の選び方
新NISAに適した証券会社を選ぶポイントをまとめました(すぐにおすすめ証券会社を知りたい人はこちらをクリック)。
証券会社を選ぶポイント
- 新NISA対象商品のラインナップ
- 投資信託に関わるポイント還元
- サポートサービス
選び方のポイント①:新NISA対象商品のラインナップを確認する
選び方のポイントの1つ目は「投資商品のラインナップ」を確認することです。とくに投資信託で積立投資をおこなう場合、各証券会社で取り扱っている銘柄やその数には違いがあります。
自分が投資したい銘柄が明確にあるのであれば、まずはその商品を取り扱っているかどうかを確認しておきましょう。
また、海外株式・ETFにおいても同様です。海外株に投資するのであれば、その国の株式取引に対応しているかどうか、投資対象の銘柄は扱っているのかどうかを確認しましょう。
国内株式や投資信託で投資をしたいけど、現状強いこだわりがないという人は、冒頭でご紹介した証券会社のうち、どれかを選んでおけば間違いはないでしょう。
ひっきー
選び方のポイント②:投資信託に関わるポイント還元で比較する
選び方のポイントの2つ目は「投資信託に関わるポイント還元」を比較することです。
投資信託を購入する場合に、特定のクレジットカードを利用して定期的に積立投資をすると、ポイントでの還元が受けられる場合があります。
ひっきー
これを「クレカ積立」といいます。クレカ積立は各証券会社・クレジットカード会社で特色があり、使えるクレジットカードや還元ポイントがちがうので、その使い勝手や還元ポイントに着目してみましょう。
クレカ決済金額はどの証券会社も上限5万円となっていますが、還元率においては利用するカードによって異なります。
2024年より上限10万円になるとのニュース
2023年10月26日に「新NISAにあわせて月の決済上限が10万円になる」との報道がでました。
NISAにおける積立投資の枠上限が「年120万円」になることにあわせた動きとなります。
月10万円 × 12か月でピッタリ上限となり、その分だけクレジットカードの還元も受けられるのでお得ですね♪
またクレカ積立とは別に、投資信託の保有残高によっても、証券会社からポイント還元を受けられる場合があります。
NISAは長期投資に向いている制度なので、これらのポイント還元率が高いほどお得に制度を利用することができます。
選び方のポイント③:サポート体制を重視する
選び方のポイントの3つ目は「サポート体制」を着目することです。
NISAを利用してはじめて投資をおこなう人は、投資・資産運用の知識が不十分であったり、取引の勝手がわからず思うように進められないこともあるでしょう。
各証券会社でそういった人に向けて、取引に役立つサービス・ツールが提供されているのですが、それらの内容を第三者の目で格付けした結果があります。
実際に評価を得た証券会社をご紹介しますので、そういった実績をもとに証券会社を決めるのも一つの手です。
投資初心者であればあるほど、投資をするときに誰かにすぐに相談できる・確認できる環境はとても重要な項目です。
ひっきー
疑問:手数料は気にしなくてもいいのか?
ところで、選び方のポイントで触れませんでしたが「手数料の差」は気にしなくてもよいのでしょうか?
この答えですが、新NISAに適する証券会社を考える上で、手数料はあまり気にしなくてもよいと考えます。
なぜかというと、新NISAにおいて取引のメインであると考えられる「国内株式・投資信託・米国株式」の手数料は、主要ネット証券で無料となっているためです。
証券会社 | SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 |
---|---|---|---|---|---|
国内株式 | 無料 | ||||
投資信託 | 無料 | ||||
米国株式 | 無料 | ||||
単元未満株 | 無料 | 無料 ※スプレッドあり |
無料 ※売却のみ |
無料 | 無料 |
ただし「単元未満株取引」においては、2つの注意点があります。1つは「楽天証券では手数料の代わりにスプレッドが発生する」こと、もう1つは「松井証券ではそもそも買付けできない(売却のみ対応)」ことを覚えておきましょう。
ひっきー
このようにメインどころの手数料についてはあまり気にする必要がなく、米国株以外の海外株に投資する場合のみ、取り扱っているかどうかも含めて比較するとよいでしょう。
ひっきー
それではおすすめの証券会社をご紹介していきます。
新NISAにおすすめの証券会社①:楽天証券
つみたて投資枠の取扱銘柄数 | 203本(2023年11月時点) |
---|---|
クレカ積立の対象カード | 楽天カード |
クレカ積立の還元率 | ・通常カード:0.5%(年会費無料) ・ゴールドカード:0.75%(年会費2,200円) ・プレミアムカード:1%(年会費11,000円) |
貯まるポイント | 楽天ポイント |
取り扱いのある海外株 | ・米国株 ・中国株 ・アセアン株 |
楽天証券のおすすめポイントは、ポイント還元される2つの決済方法をあわせると「月10万円まで積立金額がポイント還元対象となる」点です。
先ほどお伝えした通り、つみたて投資のクレカ決済金額はどの証券会社も上限5万円となっています。しかし、楽天証券の場合は、楽天キャッシュという独自の決済方法をもっており、これを併用することで月に10万円までが還元対象となるのです。
決済上限の内訳
- 楽天カードでのクレジット決済 … 月5万円まで
- 楽天キャッシュでの決済 … 月5万円まで
具体的な還元~投資の流れは、楽天カードから楽天キャッシュをチャージするタイミングで0.5%が還元され、その楽天キャッシュを積立投資の決済にあてるという流れになります。
これにクレジットカード決済での積立(還元0.5%)をあわせることで毎月10万円の積立ができ、合計1%分の還元を受けることができます。
新NISAにおすすめの証券会社②:SBI証券
つみたて投資枠 取扱銘柄数 | 210本(2023年11月時点) |
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クレカ積立の対象カード | ・三井住友カード |
クレカ積立の還元率 | ・通常カード:0.5%(年会費無料) ・ゴールドカード:1%(年会費5,500円) ・プラチナリファード:5%(年会費33,000円) ・プラチナリファード以外のプラチナカード:2%(年会費55,000円) |
貯まるポイント | ・クレカ積立:Vポイント ・投信保有残高に応じて:Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイル |
取り扱いのある海外株 | ・米国株 ・中国株 ・アセアン株 ・ロシア株 ・韓国株 |
SBI証券のおすすめポイントは、米国株に限らず、中国株やアセアン各国の株、ロシア株や韓国株などさまざまな国に投資できることです。
また新NISAでは、米国・韓国・中国のETFの買付手数料が無料となるので、取引コストの面においても優位性があります。
クレカ積立においては、対象カードが三井住友カードとなっており、Vポイントで0.5%~最大5%の還元を受けることができます。
さらに、投信保有残高に応じて貯まるポイントサービス(投信マイレージ)では、最大0.5%のポイントを貯めることができます。また、その還元対象ポイントの多さは特筆すべき点です。
投信マイレージの対象ポイント一覧
- Tポイント
- Vポイント
- Pontaポイント
- dポイント
- JALのマイル
還元ポイントの種類を選べるのはうれしいですね♪ただし、再投資できるポイントは「Tポイント」と「Pontaポイント」の2種類に限られていることには注意してください!
ひっきー
新NISAにおすすめの証券会社③:松井証券
つみたて投資枠の取扱銘柄数 | 212本(2023年11月時点) |
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クレカ積立の対象カード | なし |
クレカ積立の還元率 | なし |
貯まるポイント | 投信保有残高に応じて:松井証券ポイント |
取り扱いのある海外株 | 米国株 |
松井証券のおすすめポイントは「サポートサービスが充実している」点です。松井証券の良質なサポートは業界でも名を馳せており、第三者機関による下記の受賞履歴があります。
第三者機関による表彰歴
- 2023年のオリコン顧客満足度®調査:ネット証券初心者部門 第1位
- ヘルプデスク協会が実施する「窓口格付け」:問い合わせ窓口部門 最高ランクの三つ星
- ヘルプデスク協会が実施する「窓口格付け」:Webサポート部門 最高ランクの三つ星
とくに窓口格付けにおいては、2部門において12年連続で三つ星を獲得しているのは、ネット証券の中でも松井証券ただ1社となっています(2023年現在)。
ひっきー
問い合わせ窓口のほかにも「投資判断のサポート専門ダイヤルの設置」、「動画投資情報メディアの運営」など、ユーザーに寄り添ったサービス提供で、初心者でも安心して取引できる点が魅力ですね♪
また、松井証券はクレカ積立こそありませんが、投信保有残高に応じたポイント還元は業界最高水準となります。
銘柄名 | 松井証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 | SBI証券 |
---|---|---|---|---|---|
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.0745% | 0% | 0.03% | 0.005% | 0.05% |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 0.055% | 0% | 0.03% | 0.005% | 0.05% |
ニッセイアメリカ高配当株ファンド(毎月決算型) | 0.85% | 0% | 0.08% | 0.12% | 0.1% |
ニッポン中小型株ファンド | 0.8% | 0% | 0.08% | 012% | 0.1% |
冒頭でもお伝えした通り、松井証券の顧客サポートには定評があり、150名超のオペレーターが常に在籍しているので、問い合わせでの待ち時間が非常に短いことも特徴です。
米国株式の手数料無料化をいち早く発表したのも松井証券でしたし、今後もユーザーに寄り添ったサービスを提供してくれるでしょう。サポート重視で安心して取引をしたい人には松井証券がとくに向いています。
新NISAにおすすめの証券会社④:マネックス証券
つみたて投資枠の取扱銘柄数 | 199本(2023年11月時点) |
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クレカ積立の対象カード | マネックスカード |
クレカ積立の還元率 | ・通常の還元率:1.1%(期間限定で 還元率アップ中) |
貯まるポイント | マネックスポイント |
取り扱いのある海外株 | ・米国 ・中国 |
マネックス証券のおすすめポイントは、クレカ積立が最もお得である点です。年会費無料のカードの中では最も高い1.1%のポイント還元を誇っています。
また、2024年9月30日までの期間限定となりますが、下記の条件にあう人はさらに還元率がアップします!
対象者 | 通常の還元率 | 期間中の還元率 | 適用期間 |
---|---|---|---|
2023年9月までにマネックス証券のNISA口座を開設した人 | 1% | 1.5% | 2024年1月4日(木)~2024年9月30日(月) |
2023年10月以降にマネックス証券のNISA口座を開設した人 | 2.2% | 2023年10月2日(月)~2024年9月30日(月) |
そのほかの特徴としては、中国株の取引手数料も無料であることです。
ひっきー
「中国ETF」の取引手数料については、SBI証券と楽天証券が無料としていますが、「中国株」の手数料を無料としているのはマネックス証券だけです!
もとよりマネックス証券は中国株に力を入れており、他社を圧倒する2,000株以上が取引対象となっています。成長投資枠で中国株の購入を検討している人にはマネックス証券はおすすめといえます♪
新NISAにおすすめの証券会社⑤:auカブコム証券
つみたて投資枠の取扱銘柄数 | 206本(2023年11月時点) |
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クレカ積立の対象カード | au PAYカード |
クレカ積立の還元率 | ・通常カード:1%(年会費1,375円) ・ゴールドカード:1%(年会費11,000円) |
たまるポイント | Pontaポイント |
取り扱いのある海外株 | ・米国 |
auカブコム証券のおすすめポイントは、Tポイントの次にユーザー数の多い「Pontaポイント」がたまったり、そのポイントを投資につかえる点です。
ためたポイントは投資信託やプチ株(auカブコム証券の単元未満取引)で利用できるので、普段からPontaポイントをためている人には特におすすめの証券会社といえます。
ひっきー
その他の特徴は「投資をする際の安心感がある」ことです。
auカブコム証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループとKDDIが手を組んで生まれた会社なので、ほかのネット証券とは違って大手金融機関がバックボーンだという安心感があります。
「ネット証券はいいとは思うんだけど、なんだか不安だなぁ」と思われる人は、こういった安心感を元に証券会社を選んでもよいかもしれませんね。
NISA口座を開く証券会社はSBI証券、楽天証券、松井証券のどれかから選んででおくと間違いはないでしょう。
証券会社にはそれぞれの特徴があり「積立投資のポイント還元が高い」、「いろんな海外株に投資できる」、「サポート体制が充実している」などの強みが違ってきます。
自分がどういった点を重視したいかを考えてみて、より考えに近い証券会社を選ぶようにしましょう!
次は「NISA口座の開設方法と手順」について解説をしていきます!
ひっきー
このページではいくつかの項目に分けて、各証券会社を比較してみました!!