ほしい優待銘柄が割高です。こういった場合は買ってもいいのでしょうか?
ほしい優待銘柄があるのですが、指標を確認すると割高のようです。このような銘柄は買ってもいいのでしょうか?
割高な優待銘柄は買っていいの?
わたしは、割高な優待銘柄にはできる限り投資しないようにしています。たとえ優待株であっても「安く買って高く売る」ことを基本としているからです。
わたしは、優待株投資では下記のような方法が理想的だと考えています。
- 割安な時期に買う
- 優待を何度かもらい、株価が上がって割高感がでたら売却して値上がり益を獲得
- 売った資金でほかの割安な優待株へ乗り換える
そのため、割安な時期に優待目的で投資した優待株も、株価が上がって割高感が出たら、優待よりも利益確定を優先しています。
さらに割高な銘柄は、優待利回りや配当利回りも低くなっていますので、投資したところであまりうまみがありません。
それどころか、割高な優待株は、株主数が一気に増えて優待の維持がむずかしくなっているおそれもあります。
スミレ
とくに、指標が割高で業績の悪い場合は、株主優待の魅力だけで株価が保たれている状態ですので、優待が廃止されたときのマイナスインパクトが非常に大きくなるので要注意です。
割高感の薄れる時期に買うのがおすすめ!
普段、割高感のある銘柄でも割高感が薄れるタイミングがあります。それが「権利確定日の後」と「日経平均株価が大幅に値下がりした日」です。
まずは「権利確定日の後」です。優待株の株価は、優待の権利確定日にかけて株価がじわじわと上がっていき、権利確定日を過ぎると大きく下がる傾向があります。
スミレ
なぜ株価が上がるかというと、優待目的の買いが増えるからですね♪(もちろん上がらないものもありますが、傾向としてのお話です)
その動きを利用して、 あえて権利確定日が過ぎた後に買うと、優待をもらうまでに時間はかかりますが、割安な価格で買えます。
そして、もうひとつは「日経平均株価が大幅に値下がりした日」です。とくに、2020年のコロナショックのような事態が起こると、多くの銘柄の株価はガクッと下がります。
このような暴落時に買うと、いつもは人気の割高銘柄が30~40%程度ディスカウントされた価格で買えることもあります。
「暴落時に買いたい優待銘柄リスト」をあらかじめ作成しておくと、株価暴落時にスムーズに取引できるのでおすすめですよ♪
こちらのお悩み相談記事も人気です
自由検索
ほかのお悩みを検索できます!
お悩み相談室 室長のプロフィール
スミレ(投資ブロガー)
20代の主婦投資家です。株式投資歴は8年を超えました!「株式投資の育て方」という投資ブログで、株式投資の考え方や注意点などを、初心者の人にもわかりやすく解説しています。
スミレ
なぜかというと、株価が大きく値上がりすれば、優待の価値ウン十年分の利益を得られることもあるからです。このとき、最初に割高な株を買ってしまうと、安く買って高く売ることがむずかしくなります。