日計り信用取引で決済を忘れてしまうとどうなってしまいますか?
SBI証券の「日計り信用取引」を利用しています。ちょっとした疑問なんですが、ついうっかりその日のうちに決済を忘れたらどうなってしまうのでしょうか?
日計り信用取引とは、どんな取引か
日計り信用取引とは、SBI証券の提供する返済期限が当日中のデイトレードに特化した一般信用取引です。
日計り信用取引は「取引手数料が0円、かつ金利・貸株料が年率0%」なので、通常の信用取引でかかるコストをかけずに売買できます。
日計り信用取引で決済を忘れるとどうなる?
さて、その日に売買を完結させる必要のある日計り信用取引で、決済を忘れてしまうとどうなるのでしょうか。
結論から言いますと、日計り信用取引で決済を忘れた場合、翌営業日に強制決済されて高額な手数料が発生してしまいます。
SBI証券の日計り信用取引で、新規建をおこなった当日の大引けまでに建玉が決済されなかった場合には、原則として翌営業日の前場に成行で強制決済(翌営業日の初値で約定)されます。
また、強制決済の手数料にはコールセンター手数料が適用されてしまいます。SBI証券のコールセンター手数料は、かなり高額に設定されているので注意が必要です。
スミレ
SBI証券 コールセンター手数料(税込)
- 約定代金50万円まで:2,200円
- 約定代金100万円まで:3,960円
- 約定代金150万円まで:4,840円
- 約定代金150万円超:7,040円
この高額なコールセンター手数料に加えて、翌日以降は買方金利(年率1.80%)と貸株料(年率1.80%)の支払いが発生します。
スミレ
決済忘れるだけでこんなことになるとは…。正しい知識を得るためにも「100万円分」を決済し忘れてしまった場合の手数料を一度計算してみましょう。
「100万円分」を決済し忘れてしまった場合、まずコールセンター手数料が3,960円かかります。
さらに「100万円 × 1.80% ÷ 365日」で、1日あたり約49.3円の金利が発生するので、あわせると合計4,009円ほど手数料がかかってしまう計算となります。
ちなみに、土日祝日も金利が発生するので、金曜日に決済を忘れて月曜日に強制決済された場合は、3日分の金利が発生します。
このように日計り信用取引では決済を忘れると、手痛いコストがかかってしまうので気を付けましょう。
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お悩み相談室 室長のプロフィール
スミレ(投資ブロガー)
20代の主婦投資家です。株式投資歴は8年を超えました!「株式投資の育て方」という投資ブログで、株式投資の考え方や注意点などを、初心者の人にもわかりやすく解説しています。
スミレ
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