シクリカル株ってなんですか？

シクリカル株とは

シクリカル株とは、景気動向によって業績が大きく左右される銘柄を指します。シクリカル株は別の呼び方として「景気敏感株」や「循環株」などとも呼ばれます。

景気が良くなってモノが売れれば、企業の設備投資も活発になり、機械・素材・工場などの需要が高まります。

反対に、不況がくると今度はモノが売れなくなるので、企業の生産量が落ち込み需要も減ります。

シクリカル株投資がむずかしい理由

シクリカル株投資は、景気が悪く株価が底値圏のうちに株を買って、景気がよくなって株価が高値圏になったら売り抜けて儲ける手法です。

しかし、タイミングを読み間違えると、大きく損をするおそれのあるハイリスク・ハイリターンの投資ともいえます。

シクリカル株は買うタイミングが早すぎると、景気が良くなって株価が上がるのを長期間待ち続けることになってしまいます。

また、不況になってしまうとあっという間に株価が下がるので、売りどきを逃してしまうと、損切りをするか、含み損のまま再度景気がよくなって株価が浮上するのを待ち続けるはめになってしまいます。

さらに、シクリカル株は、割安度をはかる代表的な指標の「PER」が使えない点にも注意が必要です。

私が思うに、上記のような点があるので「シクリカル株投資はむずかしい」と言われるのかなと思います。

さいごに

シクリカル株は、景気回復局面では株価が急騰することもあり魅力的に見えます。

しかし、経済ニュースや指標を細かくチェックして、景気動向を先読みして売買することはむずかしく、どちらかというと上級者向けの投資といえるでしょう。