なんで1年以上経たないともらえない優待があるんですか?
株主優待の中には長期で株をもってないともらえない優待があるのを知りました。なんで1年以上経たないともらえない優待があるんですか?
株主優待がもらえる条件を長期間の継続保有とすることで「長期目線で投資する株主が増える」、「株価が安定しやすい」といったメリットが企業側にあるからです。
ところで、株主優待を提供している会社の株価は、権利落ち後に急落する傾向にあります。それは、株主優待目的で投資していた株主が、権利落ち後に株を売却するからです。
しかし、1年以上経たないともらえないという条件付き優待であれば、一度手放してしまったら、また1年間保有しないといけないとなりません。そうなれば、かんたんには株を売却しなくなります。
つまり、株の継続保有を条件にすることで、会社の成長を長期で応援してくれる株主を増やすことができるのです。
スミレ
長期保有する株主が増えると、短期で売る人が減り株価が安定しますので、会社だけでなく株主にもメリットがありますね。
さらに、継続保有を条件に設定している会社は「相場の下げ局面」や「業績の悪化時」にも株価が大きく下がりにくくなります。
スミレ
ただし、業績が悪化してしまうと優待改悪や廃止のリスクもでてきますので、優待内容だけでなく業績にも注目して投資するようにしましょう。
また、会社によっては保有年数が伸びると優待内容がランクアップする会社もあります。
最初に優待をもらえるまで時間はかかりますが、どんどん優待利回りが上がっていくので、株主優待を目的に投資したい人におすすめですよ!
スミレ
こちらのお悩み相談記事も人気です
自由検索
ほかのお悩みを検索できます!
お悩み相談室 室長のプロフィール
スミレ(投資ブロガー)
20代の主婦投資家です。株式投資歴は8年を超えました!「株式投資の育て方」という投資ブログで、株式投資の考え方や注意点などを、初心者の人にもわかりやすく解説しています。
スミレ
たとえば1年以上経たないと優待がもらえないという条件であれば、1年以上株を売らずに持ち続ける人が増え、株価が下がりづらくなるのです。