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日経平均株価とTOPIXの違いってなんですか?

日経平均株価とTOPIXの違いってなんですか?もちろん聞いたことはあるんですが、なんか似てますよね?

たしかにちょっと似ていますよね!日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)は、どちらも日本の株式市場の代表的な指標です。

指標は、銘柄選びの物差しのような役目を果たすので、この代表的な2つはぜひ抑えておきましょう。

日経平均株価とTOPIXのちがい

①:日経平均株価

日経平均株価は、東証プライム市場に上場する銘柄のうち、市場流動性や業種間のバランスを考慮して選ばれた225銘柄の株価をもとに算出されている株価指数です。

日経平均株価は、値がさ株(株価の高い銘柄)ほど指数への影響が大きくなります。具体的には「ファーストリテイリング」や「東京エレクトロン」などの上位10銘柄が、日経平均株価の約40%を占めています。

そのため、これらの銘柄の値動きに大きく左右されやすいという特徴があります。

スミレ

日経平均株価を算出・公表しているのは「日本経済新聞社」です。

②:TOPIX(東証株価指数)

TOPIXは、東証プライム市場に上場する全銘柄の時価総額をもとに算出されている株価指数です。

時価総額の大きい銘柄ほど指数への影響が大きくなります。具体的には「トヨタ自動車」や「三菱UFJフィナンシャルグループ」などの大型銘柄の影響力が大きくなります。

TOPIXを算出・公表しているのは「東京証券取引所」となっており、2つの株価指数で情報元はちがうのです。

スミレ

TOPIXは見直しが予定されています

JPS(日本取引所グループ)は、2025年からTOPIXを構成する銘柄の見直しを計画しています。

段階的に見直され、最終的には対象市場をスタンダードやグロースまで広げ、時価総額が小さい銘柄を入れ替えることで、銘柄数を絞り込む予定です。

日経平均株価とTOPIXの使い分けについて

日経平均株価は、日本を代表する大企業の株価変動を反映しているため、日本経済の景気の良し悪しを判断するのに役立ちます。

また、値動きが比較的大きいため、どちらかというと短期的な投資判断に役立つ指標です。

一方でTOPIXは、日経平均株価よりも対象銘柄数が多い=個別銘柄の影響を受けにくいことから、日本の株式市場全体の動きを長期的に把握したい場合に役立つ指標です。

それぞれの指標の特徴を理解した上で、ご自身の投資手法に合った指標を活用してみてください。

スミレ

お悩み相談室 室長のプロフィール

スミレ(投資ブロガー)

20代の主婦投資家です。株式投資歴は8年を超えました!「株式投資の育て方」という投資ブログで、株式投資の考え方や注意点などを、初心者の人にもわかりやすく解説しています。

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