非上場の企業にも株主優待はありますか?
上場企業が株主優待を贈っているのは知っていますが、非上場の企業もそういった制度があったりするのでしょうか?
いいえ、非上場の企業は基本的に株主優待制度を実施していません。
上場企業が株主優待制度を設定する理由
上場企業の場合、株主優待を提供することによって下記のようなメリットがあります。
上場企業が株主優待を贈るメリット
- 優待目的で株を買う株主が増える
- 自社の商品の贈呈などにより会社の宣伝になる
- 長期保有する株主が増え株価が安定しやすくなる
このように株主優待は、株主だけでなく「企業にも株価や株主数に関わるメリットがある」制度となっています。
一方の非上場の企業は、当たり前ですがそもそも株価や株主数を気にする必要がありません。そのため、非上場の企業は株主優待をおこなう必要がないと言えます。
また、上場時に優待制度を実施していて、その後に上場廃止となった企業も「上場廃止と同時に株主優待は廃止になる」のが一般的です。
上場廃止でも株主優待が続いているケース
たとえば、愛知県三河地域にスーパーマーケットを展開しているドミーは、決算書を期限までに提出できなかったことにより、2018年に上場廃止となりました。
しかし上場廃止となった後も、実は200株以上を保有する株主に対して、自社PB商品の詰め合わせ(3,000円相当)を贈っているのです。
このように、上場廃止となっても株主優待を贈るという稀なケースもあるにはあります。
スミレ
とは言え、いくら非上場の企業の優待が欲しくても、上場していない以上は新たに株を買って株主になることはできません。
そのため、非上場の企業の優待を探すよりも、上場企業の中から優待を探すことに目をむけたほうが合理的かと思います。
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お悩み相談室 室長のプロフィール
スミレ(投資ブロガー)
20代の主婦投資家です。株式投資歴は8年を超えました!「株式投資の育て方」という投資ブログで、株式投資の考え方や注意点などを、初心者の人にもわかりやすく解説しています。
スミレ
ただし、例外もあるのでご紹介します。