夜間に取引ってできるんですか?
仕事が忙しく、日中に取引をする時間がありません。夕方や夜でも取引ってできたりしますか?
通常の株取引の場合はできません。取引が成立するのは、株式市場が開いている平日の「9:00~11:30」と「12:30~15:00」の間だけとなります。
このようにリアルタイムで取引が成立するわけではないので、市場が閉まっている間に株価に影響するニュースが出た場合、思っていた価格では売買できない可能性があります。
そこでおすすめするのが「PTS取引」です。PTS取引を利用すれば、夜間でも取引を成立させることができます。
PTS取引=夜間取引とは限りません
PTS取引=夜間取引と思われがちですが、実はそうではありません。証券取引所を通さず、独自に取引できる私設取引システムを「PTS」といい、PTS市場が開いていれば昼でも夜でも取引をすることができます。
PTS取引ができる証券会社
PTS取引は、すべての証券会社が対応しているわけではなく、SBI証券・楽天証券・松井証券などに限って対応している取引です(2022年5月現在)。
また「夜間のPTS取引開始時間」は各証券会社で微妙にちがい、SBI証券がもっとも早く取引を始めることができます。
夜間のPTS取引時間
- SBI証券 16:30~23:59
- 楽天証券 17:00~23:59
- 松井証券 17:00~翌2:00(26:00)
SBI証券は「夜間のPTS取引にかかる手数料が無料」というメリットもあるので、夜間取引にはおすすめの証券会社です!
スミレ
PTS取引のメリット・デメリット
PTS取引のメリットは、日中に取引ができないような人でも、夜間に板を見ながら取引ができる点です。
しかしその一方で、夜間取引は参加する投資家が少ないので銘柄によっては注文がまったく約定しないこともあります。
株数が少なければ売買も成立しやすいのですが、出来高が少ないので大量の株は売買しにくいという点がデメリットになります。
スミレ
いい面とわるい面がありますが、取引時間外に発表された決算などに素早く対応できるので、わたしは重宝しています♪
こちらのお悩み相談記事も人気です
自由検索
ほかのお悩みを検索できます!
お悩み相談室 室長のプロフィール
スミレ(投資ブロガー)
20代の主婦投資家です。株式投資歴は8年を超えました!「株式投資の育て方」という投資ブログで、株式投資の考え方や注意点などを、初心者の人にもわかりやすく解説しています。
スミレ
ただし、注文自体は日中・夜間問わずに出せます。市場が閉まってから出した注文は「翌営業日の寄り付き」で取引が成立します(成行の場合)。