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IPOに向く証券会社の傾向と特徴
IPO(新規公開株)への取り組み方は、証券会社によってまったく違います。積極的にIPOに参加する証券会社もありますし、逆に、ほとんどIPOを取り扱わない証券会社もあります。
このページでは「これまでにどれくらいのIPOを取り扱ってきたのか?(過去の実績)」と、「IPOの抽選の仕方にどのような特徴を持っているか?(証券会社の傾向)」を詳しくみていきます。
証券会社を決める上で重要なポイント!
IPOの取り扱い数の多い証券会社 = IPOの抽選機会が多いということなので、取り扱い数は最重要項目です。
また、口座開設数が少ない = ライバルも少ないので、そちらも重要になってきます。
どれくらいのIPOを取り扱ってきたか?
下の表を見ていただければ、IPO取り扱い実績が一目瞭然です。IPOの割り当てが多い証券会社は、その分抽選を受けられるチャンスも多いことになります。
2020年は、SBI証券、SMBC日興証券あたりのIPO取り扱い数が際立っていますね。その後にマネックス証券、大和証券、岩井コスモ証券、岡三オンラインなどが続きます。
取扱証券会社名 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 |
---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 85 | 82 | 91 | 86 | 76 |
SMBC日興証券 | 52 | 61 | 73 | 74 | 72 |
マネックス証券 | 50 | 45 | 53 | 49 | 46 |
大和証券 | 43 | 43 | 33 | 43 | 37 |
岩井コスモ証券 | 39 | 36 | 35 | 39 | 26 |
岡三オンライン | 39 | 34 | 48 | 23 | 6 |
楽天証券 | 38 | 26 | 12 | 7 | 8 |
auカブコム証券 | 19 | 19 | 25 | 27 | 20 |
松井証券 | 18 | 21 | 9 | 14 | 11 |
SBIネオモバイル証券 | 11 | 1 | - | - | - |
SBIネオトレード証券 | 7 | 5 | 3 | 7 | - |
DMM.com証券 (DMM 株) |
5 | 3 | - | - | - |
GMOクリック証券 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 |
【証券会社別】 IPO抽選の特徴、IPOの取り組み方
IPO抽選の特徴を、証券会社別にかんたんに特徴をまとめました。
(1)1人1票制で公平な抽選が受けられる証券会社
【資金量が少なめの人は狙い目】
- SMBC日興証券 (IPO初心者の人におすすめ!)
- 主幹事を多く請け負う証券会社です。ネット配分は10%と少ないものの、完全平等抽選に加えて主幹事案件では割当が80%ほどあるので、高い当選確率が魅力です!
- マネックス証券
- マネックス証券は100%完全平等抽選の証券会社です。コンスタントにIPOに参加する証券会社なので、IPO投資をするのであれば、押さえておきたいところ。
- 大和証券
- 主幹事を担当する回数が業界でもトップクラスです。完全平等抽選の比率は15%ですが、主幹事になると80%近くの株が割り当てられるため、総合すると当選確率は高めです。こちらも開設しておきたい証券会社です。
- 岡三オンライン (事前入金の必要なし)
- 岡三オンラインは100%完全平等抽選な上、事前入金の必要がないことが特徴です。資金がなくても申し込みだけはできるので、口座を作っておくに越したことはない証券会社と言えます。
- 松井証券 (事前入金の必要なし)
- 松井証券は70%完全平等抽選となっており、岡三オンラインと同じく事前入金がいりません。申し込みだけしておき、資金を用意するのは当選後でいいので気軽に申し込めます!
- auカブコム証券
- 1回あたりの割り当て数が少なめですが、IPOの割り当て回数は多いのが特徴です。
(2)資金量に応じて抽選が受けられる証券会社
【資金量が多めの人は、こちらの証券会社から申し込むと有利】